November 29, 2011

インドへ行く理由

さて、明日からインドに行ってまいります。

なんでそこまでインド?ということですが、ちゃんとした理由があるのです。

元をただせば、私が大学生・20歳の時。

教職課程の授業で「自分の尊敬する恩師に会ってきてレポートを書く」
という課題が出されました。いい課題だな〜と思いながら選んだ先生が
学校の先生ではなく、小学生の時に家のすぐ近くで寺子屋的な学習塾を開いていた先生。
進学塾ではなく、ただ、学校で勉強したことを学校の教科書を使って復習する、というだけ。
でもその復習するという行為が頭の中に知識として残るためにいかに大切なことだったか。

その先生はもとは小学校の先生だったが、主婦になってからその塾を開いていた。
小さい時は、3月生まれのためか、体も皆より小さくチビで、声も小さく、静かな私に(こういうと、
マーシャル諸島高校時代のアメリカ人同僚が笑って噴き出すのだが
何かと後押ししてくれた先生であった。

教師になってから、「教師は、やる気にさせれば50%は役割を終えている」と聞いたが、
まさにそんな感じ。

チャレンジすることの大切さを教わった気がする。

と、この先生が大学生になった私に「インドに死ぬまでに行ってみたほうがいい」と言った。

その詳しい理由はわからなかったが、20歳の時からずっと頭から離れなかった。

時は流れ、働きはじめ、日常の大切なことを見失う毎日。そこで方向転換、異動・協力隊。

マーシャルに行ってまさかインド人夫婦に会うとは思わなかったけど、まだそれほど仲良く
なかった時に日本へ一次帰国した時に「自分はインドと中国へ行く」とすでに決意し中国とインドの
地球の歩き方を買っていた。

それからなぜかあれよあれよと仲良くなり、今では"magaleマガレ=娘"と呼んでもらえるように。
ひとつに息子さんと誕生日が2日しか違わない1歳違いだったこと、インド人父と日本人父が同じ歳
だったこと、なぜかうちの両親とこの夫婦の雰囲気がいつも
仲良しで似てること、・・・その他、言葉では説明できないことが多々かぶっていたことだと思う。

さすがに女性一人で発展途上国に行くのは私でも勇気がいることで、マーシャルでのつながりが
なかったら行けなかったかもしれない。

ということで、何が起こるかわかりませんが、8年分の思いをぶつけてきます!

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